NEW!バラの2ヶ月割り作業 希釈率計算 有機資材の保存について
挿し木でしか増やせない品種があります!
例えば、写真のトキンイバラ。 バラ科キイチゴ属のため、ノイバラへの接ぎ木では増やせず、ピーキャットでは毎年挿し木を行って品種を確保しています。
その他、木香バラやナニワイバラなどの原種系品種は、挿し木でのみの生産をおこなっています。
これらの品種は、接ぎ木オーダー新苗では、オーダーを承ることができません。
圧倒的な花数、旺盛な成長力で、お庭の背景や主役となってくれる、魅力的な品種もたくさんです!
挿し木の株は、枝が細めで、比較的均等に枝が出やすい特徴があります。 また、根っこが自分の根っこなので、ベーサルシュートも出やすい特徴があります。
あまり大きくならない、ミニチュアや、ポリアンサローズは、接ぎ木株よりも、まとまりよくこんもりと仕立てることができて、とてもかわいらしい「まんまる感」を演出してくれますよ!
ベランダでツルバラを育てたい場合も、比較的コンパクトに楽しめたり、枝が細めなので仕立てやすかったり、都合のよいことが多いのでお勧めです。
左の写真をご覧下さい! 本来出てくるべき、挿し穂の芽が伸びられなくなったため、伸ばした根っこから、別の場所に枝を出している挿し木株です。
これが、挿し木株の一番の特徴ではないでしょうか!
接ぎ苗で、もしカミキリムシに根元からダメにされてしまった場合、大抵の株は致命傷となり枯れてしまいますが、挿し木株の場合、まだまだ復活劇を望むことができます! せっかく良く育った頃に最も被害に遭いやすいカミキリムシ…泣くに泣けません… 挿し木株だったら、やられた枝は泣く泣くあきらめても、まだ他に伸びている枝に望みを託すことができます。
※※※ 接ぎ木苗のオーダーは8月頃より受け付け予定です。※※※